一般的にはキャリアプランを考えるときには社内での出世方法を検討して計画する傾向があります。
日本の大手の企業では社内でのキャリアパスが立てられていて、そのどれかを選んで仕事やスキルアップに励んでいけば良いと明示されていることも多くなりました。
同じ企業で働き続けることで、その企業に特化した能力を身につけることができ、より大きな成功を遂げやすくなるのが魅力です。
しかし、ITの業界ではキャリアプランを考えたときに転職を含めることが多いのが特徴として知られています。
もともとIT業界は外資系の企業が多くて欧米の影響力を受けているのが特色です。
適材を獲得し、不要になったら解雇するといったスタンスで人事を行う企業も少なくはありません。
それを考慮してスキルを高めていき、企業から望まれる人材に自ら育っていかなければならないのがIT業界の特徴です。
そのため、キャリアチェンジをする方針を立てて、自分なりにアピールポイントになるキャリアを作ろうとする動きが強くなっています。
それによって将来性を高められるケースが多いため、転職を活用するという考え方が広まっているのでしょう。
新しいスキルを習得するには現場経験を積むことが重要なので、転職してそのスキルを普段から使用する現場で働けるようにするに越したことはありません。
企業からの需要を考えて適宜必要なスキルを習得するためには積極的な転職を考えてキャリアプランを立てるのが肝心なのです。